自己効力感(じここうりょくかん)とは、カナダの心理学者アルバート・バンデューラが提唱した概念で、簡単に言えば「自分ならできる」「きっとうまくいく」と思える認知状態のこと

今月の注目記事
みんなが知りたい!心理学用語ランキング ちょっと 口癖 プルースト効果とは

自己効力感とは:自分自身の能力を信じる力

自己効力感(じここうりょくかん)とは、カナダの心理学者アルバート・バンデューラが提唱した概念で、簡単に言えば「自分ならできる」「きっとうまくいく」と思える認知状態のことを指します。

3つのタイプ

自己効力感は、対象となる状況や目標によって異なりますが、大きく分けて3つのタイプがあります。

  1. 自己統制的自己効力感: 自分の行動をコントロールできる認知状態。
  2. 社会的自己効力感: 他者との関係を築き、サポートを得られる能力に対する認知。
  3. 学業的自己効力感: 学業や学習に関する課題を克服できる能力に対する認知。

自己効力感と自己肯定感の違い

自己効力感と自己肯定感はよく似ている言葉ですが、実際は異なる概念です。

  • 自己肯定感: 自分自身の存在を肯定できる・認められる力
  • 自己効力感: 目標を達成するための能力を自らが持っていると認識すること

自己肯定感は自己自身の価値や存在に焦点を当てる一方、自己効力感は具体的な行動や目標達成に焦点を当てている点が異なります。

自己効力感を高める方法

自己効力感は、以下の方法で高めることができます。

  1. 成功体験を積む: 小さな目標から達成し、成功体験を積み重ねる。
  2. ロールモデルから学ぶ: 周りの成功者や尊敬する人の行動や考え方を学ぶ。
  3. 自己肯定的な言葉を使う: 「自分ならできる」と積極的に自分に言い聞かせる。
  4. 課題に積極的に取り組む: 失敗を恐れずに挑戦し、そこから学ぶ。

自己効力感は、学習、仕事、人間関係など、様々な場面で重要な役割を果たします。ぜひ、自己効力感を高め、より充実した人生を送ってください。