自己効力感とは、自分がある状況において、目標達成したり、遂行できる可能性を認知していること

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自己効力感とは、自分がある状況において、目標達成したり、遂行できる可能性を認知していることを指します。

簡単に言えば、「自分ならできる」「きっとうまくいく」と思える認知状態のことです。

自己効力感の提唱者は、スタンフォード大学教授のアルバート・バンデューラ博士です。バンデューラ博士は、1970年代に社会的認知理論を提唱し、自己効力感は社会的認知理論の重要な概念であると位置づけました。

自己効力感の種類

自己効力感は、大きく分けて以下の3つの種類に分類されます。

自己統制的自己効力感

自分の行動を制御する能力に対する自信です。ダイエットや禁煙など、自分の行動をコントロールして目標を達成しようとするときに重要です。

社会的自己効力感

対人関係における能力に対する自信です。人前で話したり、交渉したりなど、他者との関係を築くときに重要です。

学業的自己効力感

学習や研究に対する自信です。新しいことを学んだり、複雑な課題を解決したりするときに重要です。

参考URL:
自己効力感とは?意味や自己効力感のメリット、高め方を紹介

自己効力感が高いことのメリット

自己効力感が高いと、以下のメリットがあります。

目標を達成しやすくなる

自己効力感が高い人は、目標を達成するために必要な行動を積極的に取ることができます。また、困難に直面しても諦めずに、最後までやり遂げようとする意欲が高まります。そのため、目標を達成しやすくなります。

メンタルヘルスが改善する

自己効力感が高い人は、ストレスや不安を抱えにくい傾向があります。これは、自分の能力に自信を持っているため、困難な状況にあっても、乗り越えられると信じることができるからです。そのため、メンタルヘルスが改善し、心身ともに健康な生活を送ることができます。

自己肯定感が高まる

自己効力感が高い人は、自分の能力や価値を認めることができるようになります。これは、自分の行動がうまくいくことで、自己肯定感を高めることができるからです。そのため、自信を持って自分の人生を歩むことができます。

具体的には、以下の場面で自己効力感が高いことのメリットが表れます。

仕事で成果を出す

自己効力感が高い人は、新しいことにも積極的にチャレンジし、成果を上げることができます。また、困難な状況にあっても、諦めずに粘り強く取り組むことができます。

勉強で成績を上げる

自己効力感が高い人は、勉強を継続して、成績を上げることができます。また、わからないことや難しいことに直面しても、諦めずに努力することができます。

人間関係を良好にする

自己効力感が高い人は、自分の意見をしっかりと主張することができ、人間関係を良好にすることができます。また、困難な状況でも、冷静に対処することができ、信頼関係を築くことができます。

参考URL:
自己効力感とは?3つのタイプや高めるための方法、自己肯定感との違いも解説|組織改善ならモチベーションクラウド | 株式会社リンクアンドモチベーション

自己効力感に影響する要因

自己効力感に影響する要因は、大きく分けて以下の4つが挙げられます。

達成経験

自分自身の努力によって目標を達成した経験は、自己効力感を高める最も重要な要因です。困難な目標を達成した経験があると、自分の能力を認知し、次に挑戦する課題に対しても自信を持つことができます。

代理体験

自分と同じような能力や経験を持つ人が、目標を達成した様子を見ることで、自己効力感を高めることができます。これは、自分も同じことができるかもしれないという期待が生まれるためです。

言語的説得

他者から「あなたならできる」などと励まされたり、褒められたりすることによって、自己効力感を高めることができます。これは、他者からの肯定的な評価によって、自分の能力に対する自信が生まれるためです。

生理的・情動的喚起

心身が健康な状態であることは、自己効力感を高める上で重要です。心身が疲れていると、目標を達成する自信が持てず、自己効力感が低下しやすくなります。

参考URL:
自己効力感とは?定義や自己肯定感との違い、測定方法とその高め方について – ピポラボ

自己効力感を高める方法

自己効力感を高めるには、以下の5つの方法が効果的です。

自分で成功体験を積む

自己効力感を高める最も効果的な方法は、自分で成功体験を積むことです。自分が成し遂げた経験は、自分の能力に対する自信を高め、自己効力感を高めるのに役立ちます。

具体的には、自分の目標ややりたいことをリストアップし、まずは小さな目標から始めて、それを達成していくという方法がおすすめです。また、達成するまでのプロセスを細かく分けて、無理なく達成できる目標を設定することも大切です。

自分と似た状態の誰かの成功体験を見聞きする

自分と似た状態の誰かが成功している姿を見聞きすることで、自分にもできるのではないかという自信が生まれ、自己効力感を高めることができます。

例えば、自分と同じ職種や立場の人が、新しいスキルを習得して昇進したという話を聞いたり、自分と同じような悩みや課題を克服した人の体験談を読んだりするのも効果的です。

「自分には能力がある」と言ってもらう

他者から「自分には能力がある」と言ってもらうことで、自分の能力に対する自信が持てるようになり、自己効力感を高めることができます。

家族や友人、上司や先輩など、信頼できる人に、自分の目標ややりたいことを伝え、応援してもらうことが大切です。

体調や気分を整える

体調や気分が悪いと、自分の能力に対する自信が持てず、自己効力感が低下しやすくなります。

十分な睡眠をとったり、バランスの良い食事を摂ったり、適度な運動をしたりすることで、体調や気分を整え、自己効力感を高めることができます。

成功するイメージを持つ

自分が成功している姿をイメージすることで、自分の能力に対する自信が持てるようになり、自己効力感を高めることができます。

例えば、自分が目標を達成したときの気持ちや、その結果として得られるメリットなどをイメージすると効果的です。

参考URL:
自己効力感を高める方法とは?すぐにできることから始めよう! – 人事担当者のためのミツカリ公式ブログ

自己効力感と自己肯定感の違い

自己効力感と自己肯定感は、よく似た言葉ですが、意味は異なります。

自己効力感とは、目標を達成するための能力を自らが持っていると認識することを指します。簡単にいえば、「自分ならできる」「きっとうまくいく」と思える認知状態のことです。

自己肯定感とは、自分自身の存在そのものを肯定できる・認められる力です。できるかできないかは関係なく、できてもできなくても自分を受け入れることを自己肯定感と言います。

両者の違いをまとめると、以下のようになります。

項目 自己効力感 自己肯定感
対象 目標達成のための能力 自分自身の存在
評価基準 できること・できないこと 良い・悪い
影響 行動・成果 感情・思考

参考URL:
自己効力感とは?自己肯定感との違いや高める方法を解説 | Talknote Magazine

自己効力感の同義語、類義語、関連語、反対語

  • 自尊心
  • 自己肯定感