サイコパスとは、精神医学における「反社会性パーソナリティ障害」に分類されるパーソナリティ障害の一種

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サイコパスとは、精神医学における「反社会性パーソナリティ障害」に分類されるパーソナリティ障害の一種です。

サイコパスの特徴

サイコパスの特徴は、大きく分けて以下の5つにまとめられます。

感情の欠如

サイコパスは、他者への愛情や思いやり、罪悪感や羞恥心などの感情が欠如しています。そのため、他人を傷つけたり、法律や倫理に反する行動をしても、何の罪悪感も感じません。

衝動性

サイコパスは、衝動的に行動する傾向があります。リスクを冒すことを恐れず、自分の欲求や利益を満たすために、周囲の人を巻き込んででも行動します。

虚偽的な対人関係

サイコパスは、他人を操ったり、自分の利益を得るために、虚偽的な対人関係を築きます。表面的には魅力的で、人当たりが良いように見えますが、本心は利己的で、他人を利用するだけです。

自己中心性

サイコパスは、自分さえ良ければ他人を犠牲にしても構わないという自己中心的な考えを持っています。他人の意見や感情を尊重することができず、自分の考えや欲求を押し通そうとします。

反社会性

サイコパスは、社会のルールや規範を守ろうとしません。法律や倫理を無視して、自分の利益を追求します。

サイコパスは、犯罪者のイメージが強いですが、必ずしも犯罪を犯すわけではありません。しかし、サイコパスの特徴を持つ人は、社会生活を送る上で困難を抱えることが多いと考えられています。

また、サイコパスは初対面では好感を持たれることが多いという特徴もあります。これは、彼らが他人の感情を読み取り、それに応じた言動をとることができるためです。しかし、時間が経つにつれて、その本性が見えてくるようになります。

参考URL:
サイコパス(精神病質者)の特徴とは~全国に100万人?犯罪者とは限らない意外に身近な障害 | 刑事事件弁護士相談広場

サイコパスになる原因

サイコパスの原因は、大きく分けて先天性と後天性の2つが考えられます。

先天性の原因としては、脳の機能的・構造的な異常が挙げられます。具体的には、以下の脳部位の異常が報告されています。

  • 前頭前野:感情や意思決定、社会的行動を司る脳部位です。サイコパスでは、前頭前野の機能が低下していると考えられており、そのために感情の欠如や衝動性、利己的な行動などの特徴が現れると考えられています。
  • 扁桃体:恐怖や不安などの感情を司る脳部位です。サイコパスでは、扁桃体の機能が低下していると考えられており、そのために罪悪感や羞恥心などの感情が欠如すると考えられています。
  • 海馬:記憶や学習を司る脳部位です。サイコパスでは、海馬の機能が低下していると考えられており、そのために他者の感情を理解したり、社会的な規範を学んだりすることが困難になると考えられられています。

後天性の原因としては、幼少期の虐待やネグレクトなどの環境的要因が挙げられます。具体的には、以下の環境がサイコパスのリスクを高めると考えられています。

  • 親の愛情や関心の欠如:親から愛情や関心を受けられなかった子どもは、他者への信頼や愛情を育むことが難しくなります。
  • 虐待やネグレクト:虐待やネグレクトを受けた子どもは、他者に対する攻撃性や冷淡さを身につけてしまう可能性があります。
  • 家庭環境の不安定さ:家庭環境が不安定な子どもは、安定した愛着関係を築くことが難しくなります。

また、サイコパスの原因として、遺伝子も関与していると考えられています。サイコパスの傾向は、家族間で共通する傾向が報告されており、遺伝子がサイコパスのリスクを高める可能性があると考えられています。

ただし、サイコパスの原因については、まだ完全には解明されていません。先天性と後天性の両方の要因が複雑に絡み合って、サイコパスの特徴が形成されると考えられています。

参考URL:
サイコパスとは?その心理的特徴、仕組みと接し方など解説 – Lab BRAINS

サイコパスとソシオパスとの違い

サイコパスとソシオパスは、どちらも反社会性パーソナリティ障害(ASPD)に分類される精神障害ですが、いくつかの違いがあります。

共通点

  • 共感や罪悪感が欠如している
  • 他人を操ったり利用したりする傾向がある
  • 衝動性や攻撃性がある
  • 長期的な目標や計画を立てるのが苦手
  • 法律や社会規範を守らない

違い

項目 サイコパス ソシオパス
発症時期 先天性 後天性
原因 脳機能の異常 環境的要因
特徴 冷静で計算高い 感情的で衝動的
危険性 犯罪に走りやすい 犯罪に走りやすいが、逮捕されやすい

発症時期

サイコパスは先天性であると考えられています。脳機能の異常によって、共感や罪悪感の機能を発達させることができず、反社会的な行動をとるようになると考えられています。

一方、ソシオパスは後天性であると考えられています。幼少期の虐待やネグレクトなどの環境的要因によって、共感や罪悪感の機能を正常に発達させることができず、反社会的な行動をとるようになると考えられています。

特徴

サイコパスは、冷静で計算高いという特徴があります。自分の利益のために、周囲の人々を巧みに操ったり利用したりします。感情表現が乏しく、他人の痛みや苦しみを理解することができません。

一方、ソシオパスは、感情的で衝動的という特徴があります。自分の欲求を満たすために、衝動的な行動に走ることがあります。感情表現が豊かで、他人の痛みや苦しみを理解することはできますが、共感することができません。

危険性

サイコパスは、犯罪に走りやすいという特徴があります。冷静で計算高いため、逮捕されにくいという側面もあります。

一方、ソシオパスも犯罪に走りやすいですが、感情的で衝動的であるため、逮捕されやすいという側面があります。

まとめ

サイコパスとソシオパスは、どちらも反社会性パーソナリティ障害に分類される精神障害ですが、発症時期や原因、特徴、危険性などに違いがあります。

参考URL:
ソシオパスとは?~サイコパスとどう違うのか – 成年者向けコラム | 障害者ドットコム

サイコパスな人への対処法

サイコパスとは、反社会性パーソナリティ障害の一種で、共感や罪悪感が欠如し、利己的で攻撃的な行動をとる特徴があります。サイコパスな人への対処法は、以下のとおりです。

冷静に対処する

サイコパスの特徴の一つは、感情を操る技術に長けていることです。相手が感情的になってしまったら、逆に利用されてしまう可能性があります。冷静に対処し、相手の思うように動かされないようにしましょう。

相手の言葉を信じない

サイコパスは嘘をつくことに抵抗がありません。相手の言葉を鵜呑みにせず、常に疑いの目を向けるようにしましょう。

断固たる態度をとる

サイコパスは、相手に弱みを見せるとつけ込む傾向があります。自分の意見をしっかりと持ち、断固たる態度をとるようにしましょう。

できるだけ避ける

サイコパスと関わることで、精神的・肉体的に被害を受ける可能性があります。できるだけ避けるようにしましょう。

具体的な対処法としては、以下のようなものが挙げられます。

職場では、できるだけ一人で行動しない

サイコパスは、一人で行動するときには、自分の本性を出しにくい傾向があります。できるだけ他の人と行動するようにしましょう。

恋愛関係では、早めに別れる

サイコパスは、恋愛関係においても、相手を支配したり利用したりする傾向があります。早めに別れ、被害を最小限に抑えるようにしましょう。

家族や友人に相談する

一人で対処するのが難しい場合は、家族や友人に相談しましょう。客観的な意見を聞くことで、冷静に対処できるようになる可能性があります。

サイコパスは、社会生活を送る上で、大きな障害となる可能性があります。しかし、上記のような対処法を心がけることで、被害を最小限に抑えることができます。

参考URL:
仕事相手が「サイコパス」だったときの5つの対処法。“口達者な嘘つき” とどう関わればいいのか? – STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習