チェリーピッキング

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チェリーピッキングとは、多くの事例の中から自らの論証に有利な証拠のみを選び、それと矛盾する証拠を隠したり無視する行為のことである。

チェリー・ピッキングは、論理学では誤った論理、詭弁術として知られる。チェリー・ピッキングをすることで、自分の主張を正当化したり、相手の主張を誤りであると見せかけたりすることができる。

チェリー・ピッキングの例としては、以下のようなケースが挙げられる。

ある統計データから、特定の政策が有効であると結論づける。しかし、その統計データには、政策の効果を否定するようなデータも含まれている。
ある研究結果から、特定の薬が有効であると結論づける。しかし、その研究結果には、薬の副作用に関するデータは含まれていない。
ある個人の経験から、特定の製品が優れていると結論づける。しかし、その個人の経験は、他の人の経験とは異なる可能性がある。
チェリー・ピッキングを避けるためには、事実を正確に理解し、すべての証拠を吟味することが重要である。また、自分の主張を裏付ける証拠を慎重に選択することも必要である。

チェリー・ピッキングは、論理的な思考や議論を妨げる厄介な問題である。チェリー・ピッキングを避けることで、より正確で公平な議論をすることができる。

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