デジャブとは、実際には初めて体験したことなのに、以前に体験したことのように感じる現象

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デジャブとは、実際には初めて体験したことなのに、以前に体験したことのように感じる現象です。

デジャブの同義語、類義語

  • デジャヴ
  • 既視感
  • デジャヴュ
  • デジャビュ
  • デジャビュー
  • デジャヴー
  • デジャヴュー

デジャブの語源

デジャブの語源は、フランス語の「déjà vu」です。これは、「すでに見た」という意味の「déjà」と、「見た」という意味の「vu」から成り立っています。つまり、デジャブとは「すでに見たことがある」という意味のフランス語です。

参考URL:
「デジャブ」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書

デジャブが起こる原因

デジャブの原因は、大きく分けて以下の3つが考えられています。

記憶における類似性認知メカニズムの働き

私たちは、ある経験をするときに、類似した過去経験を自動的に想起します。そのとき、現在の経験と過去経験の類似性が高いほど、既知感が高まります。

たとえば、初めて訪れた場所で、見たこともない景色を見ても、過去に見たことがあるような気がすることがあります。これは、その場所の景色が、過去に見たことがある景色と類似しているためと考えられます。

脳の誤作動

脳の記憶や意識に関する部分に誤作動が起こることで、デジャブが生じるという説もあります。

たとえば、脳が過去の記憶を現在の経験と混同してしまうことで、デジャブが生じると考えられます。また、脳が現実と夢を混同してしまうことでも、デジャブが生じる可能性があります。

前世の記憶

スピリチュアルな観点から、デジャブは前世の記憶が蘇ったものであると考える人もいます。

たとえば、過去に経験したことを、前世の記憶として脳が呼び起こすことで、デジャブが生じると考えられます。

デジャブは、誰もが経験することがある比較的ありふれた現象です。しかし、その原因はまだ完全には解明されていません。今後の研究によって、デジャブの原因やメカニズムがさらに明らかになることが期待されています。

なお、デジャブは、てんかんなどの病気の症状として現れることもあります。デジャブが頻繁に起こったり、強い不安や恐怖を伴ったりする場合は、医療機関を受診するようにしましょう。

参考URL:
デジャビュ現象はなぜ起こるのですか? | 日本心理学会

デジャブが起こりやすい人

デジャブが起こりやすい人は、以下の3つの特徴があります。

若い世代

デジャブの経験率は、20代前後が最も高く、年齢とともに低下していく傾向があります。これは、若い世代の方が、記憶の形成や処理が活発であることが原因と考えられています。

感受性が豊かな人

情緒の不安定さや幸福感を得やすい人は、デジャブが起こりやすい可能性があります。これは、感情の変化によって記憶の処理が影響を受けることが原因と考えられています。

新しい経験をすることが多い人

新しい経験をすることが多い人は、デジャブが起こりやすい可能性があります。これは、新しい経験によって、記憶のネットワークが活性化され、既視感を感じる可能性が高まるためと考えられています。

具体的には、以下のような人にデジャブが起こりやすいと考えられます。

  • 学生や新入社員など、新しい環境に身を置く人
  • 旅行や出張などで、新しい場所を訪れる人
  • 芸術や音楽など、創造的な活動をする人
  • ストレスや不安を感じやすい人

デジャブは、脳の記憶や認知機能の働きによって引き起こされると考えられています。そのため、デジャブが起こりやすい人は、これらの働きが活発な傾向にあると言えます。

ただし、デジャブの原因は完全に解明されておらず、必ずしも上記の特徴を持つ人すべてにデジャブが起こるわけではありません。

参考URL:
デジャブの意味・使い方とは?起こりやすい原因&スピリチュアル的サインも解説

デジャブの使い方

デジャブの使い方としては、以下のような例が挙げられます。

デジャブを感じた自分のことを話す場合

  • 「今日、会社の先輩と話している時に、デジャブを覚えた」
  • 「友だちとの旅行で初めて行った奈良のお寺にデジャブを感じた」
  • 「休みの日何気なく細い路地に入ってみたら、デジャブを感じた」

デジャブを感じた相手のことを話す場合

  • 「彼女と初めて会った時、デジャブを感じた」
  • 「街を歩くとデジャヴのように脱毛クリニックの看板を目にする」
  • 「デジャヴを見ても心配する必要はない」
  • 「彼女はデジャヴを見てスピリチュアルなメッセージを感じた」

参考URL:
「デジャヴ」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説! | 「言葉の手帳」様々なジャンルの言葉や用語の意味や使い方、類義語や例文まで徹底解説します。

デジャブとジャメヴの違い

デジャブとジャメヴは、どちらも記憶に関する現象ですが、その違いは以下のとおりです。

デジャブ

  • 一度も体験したことがないのに、以前にもどこかで体験したことのように感じる現象
  • フランス語で「すでに見た」という意味の「déjà vu」に由来
  • 通常は数秒から数分程度で現象が消失する

ジャメヴ

  • 見慣れたはずのものが未知のものに感じられることをいう
  • フランス語で「決して見たことがない」という意味の「jamais vu」に由来
  • 通常はデジャブよりも短時間で現象が消失する

つまり、デジャブは「既視感」であり、ジャメヴは「未視感」であるということです。

参考URL:
君は経験したことがあるか?デジャヴュの逆の現象「ジャメヴュ」 : カラパイア