ストーカーの心理

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ストーカーの心理は、大きく分けて以下の4つに分類されます。

  • 拒絶型
    元恋人や元配偶者など、かつて交際関係にあった相手から別れを告げられた、または一方的に拒絶されたことがきっかけでストーカー行為に及ぶタイプです。相手に自分を必要としてもらいたい、愛してもらいたいという強い思いが、相手を追いかける行為につながります。

  • 憎悪型
    個人的な知り合いではない相手に対して、嫉妬や怒りなどの憎悪の感情を抱き、その感情をぶつけるためにストーカー行為に及ぶタイプです。相手を傷つけたり、恐怖を与えたりすることで、自分の怒りや憎しみを解消しようとします。

  • 親密希求型
    相手と親密な関係になりたい、あるいは特別な関係になりたいという強い思いを抱き、その思いを叶えるためにストーカー行為に及ぶタイプです。相手と自分は特別な関係にあるという妄想を抱いており、その妄想を現実のものにするために行動します。

  • 無資格型
    精神的な疾患や障害によって、相手の立場や気持ちを理解することができず、ストーカー行為に及ぶタイプです。相手を自分の所有物のように考え、自分の思い通りにしたいと考えます。

これらのタイプは、必ずしも明確に分けられるわけではありません。また、ストーカーの心理は、単一の原因や要因によって引き起こされるわけではなく、複合的な要因が関与していることがほとんどです。

ストーカーの心理を理解することは、被害者を救い、再発を防止するために重要です。しかし、ストーカーの心理は複雑で、専門的な知識や経験がないと理解することは難しいものです。そのため、ストーカー被害に遭った場合は、早めに専門家に相談することが大切です。

具体的には、警察、弁護士、精神科医などの専門家に相談し、適切な対処を検討しましょう。また、ストーカー被害者支援団体などもありますので、相談先に困った場合は、これらの団体に相談するのもよいでしょう。

参考URL:
ストーカーの特徴|外来治療と家族相談、回復施設|大石クリニック