バイアスとは、思考や判断に偏りをもたらすもの

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バイアスとは、思考や判断に偏りをもたらすものです。英語の「bias」をそのまま日本語に導入した語であり、英語でも日本語と同様に「傾向」「先入観」など文脈によってさまざまな意味合いで用いられます。

バイアスの同義語、類義語

  • 認知バイアス
  • アンコンシャスバイアス

バイアスがかかる原因

バイアスがかかる原因は、大きく分けて2つあります。

1つは、個々人が持つ先入観や価値観です。人は、生まれ育った環境や教育、経験などによって、さまざまな先入観や価値観を身につけます。これらの先入観や価値観は、物事を判断する際に影響を与え、バイアスを生み出すことがあります。

2つ目は、周囲からの影響です。人は、周囲の人々からさまざまな情報を受け取ります。これらの情報の中には、バイアスが含まれているものも多く、それが自身の判断に影響を与えることがあります。

参考URL:
人の認知を歪ませる「バイアス」とは何か。情報収集の偏りの原因にもなる!? | セゾンのくらし大研究

バイアスの影響

バイアスの影響は、大きく分けて以下の2つに分類できます。

判断や行動の誤り

バイアスによって、事実や状況を正しく判断できず、誤った判断や行動をしてしまうことがあります。例えば、確証バイアスでは、自分の考えや仮説に合致する情報ばかりを集めてしまい、誤った結論を導き出してしまうことがあります。

公平性の欠如

バイアスによって、特定の集団や個人に対して不公平な扱いが行われることがあります。例えば、内集団バイアスでは、自分の集団に属する人とそうでない人を差別的に扱うことがあります。

バイアスの影響は、個人や組織にとって以下のような悪影響をもたらす可能性があります。

損失や不利益

バイアスによって、誤った判断や行動をしてしまい、損失や不利益を被ることがあります。例えば、投資において確証バイアスの影響を受けて、損失を被ることがあります。

差別や不公平

バイアスによって、特定の集団や個人に対して不公平な扱いが行われ、差別や不公平が生じることがあります。例えば、採用において内集団バイアスの影響を受けて、特定の属性の人だけを採用することがあります。

参考URL:
バイアスが組織にもたらす悪影響とは?問題と原因を知り、対策しよう – 人事担当者のためのミツカリ公式ブログ

バイアスの具体例

バイアスの具体例としては、以下のようなものが挙げられます。

以下に、バイアスの具体例をいくつか挙げます。

確証バイアス

自分にとって都合の良い情報ばかり収集し、都合の悪い情報は無視してしまう傾向です。例えば、ある商品を購入する際に、その商品の良い評判ばかりを集めて、悪い評判は目をつぶってしまうような場合です。

正常性バイアス

自分にとってありえない、起こりえないと考える傾向です。例えば、地震や火事などの災害が起こったとき、自分は大丈夫だと過信して、十分な対策を講じないような場合です。

アンカリング効果

最初に提示された情報の影響を受けやすくなる傾向です。例えば、商品の値段交渉をする際に、最初の提示価格が10万円と高かった場合、それよりも低い値段を提示しても、相手は10万円を下回らない値段で交渉を終わらせようとするような場合です。

選択バイアス

自分の選択を正当化するために、その選択を支持する情報を過度に重視してしまう傾向です。例えば、ある商品を購入した後、その商品の良い評判ばかりを目にするようになり、悪い評判は気にならなくなるような場合です。

後知恵バイアス

事後的に、事前に予測できていたことのように思い込む傾向です。例えば、宝くじが当たった人が、自分は当たると信じていたのだと後から言うような場合です。

自己奉仕バイアス

自分の成功は自分の努力によるものだと信じ、失敗は運や他人のせいだと考える傾向です。例えば、仕事で成功した人は、自分が努力したおかげだと信じ、失敗した人は、運が悪かったからだと考えるような場合です。

グループバイアス

自分の属するグループのメンバーを特別視する傾向です。例えば、自分の出身大学の学生は他の大学の学生よりも優れていると考えるような場合です。

同調性バイアス

周囲の人と同じ意見や行動をとろうとする傾向です。例えば、周囲の人がみんな同じ商品を買っているから、自分も同じ商品を買ってしまうような場合です。

参考URL:
認知バイアスとは?具体例や企業にもたらす影響・対策を紹介 – あしたの人事オンライン

バイアスを避ける方法

バイアスを避けるために、以下の方法が有効です。

自分のバイアスを認める

バイアスを避けるためには、まず自分のバイアスを認めることが大切です。自分のバイアスを認めることで、そのバイアスに影響されないよう意識して判断することができます。

多様な視点から物事を見る

自分の考えや価値観だけで物事を見ていると、バイアスに陥る可能性があります。多様な視点から物事を見ることで、偏った判断を防ぐことができます。

客観的な情報を集める

自分の思い込みや先入観を裏付けるような情報ばかりを集めていると、バイアスに陥る可能性があります。客観的な情報を集めることで、より正確な判断をすることができます。

フィードバックを受ける

自分の判断を他人にフィードバックしてもらうことで、バイアスに気づけることがあります。また、他人の意見を聞くことで、新たな視点を得ることもできます。

参考URL:
アンコンシャスバイアスとは?具体的な事例・5つの対策方法を紹介 | PR TIMES MAGAZINE