自閉スペクトラム症

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自閉スペクトラム症(ASD)とは、コミュニケーションや言語の障害、そして常同行動や興味の偏りなどの特徴をもつ神経発達症です。

具体的には、以下の3つの基本的な特徴があります。

対人関係や社会的なやりとりの障害
他者の気持ちを理解したり、共感したりすることが苦手
相手の視線や表情を読み取ることが苦手
身振りやジェスチャー、表情など、非言語的なコミュニケーションが苦手
会話が一方通行になったり、会話が途切れたりすることが多い
友達を作ったり、維持したりすることが難しい
こだわり行動
特定の物事や行動にこだわり、繰り返し行う
ルーチンやルールにこだわり、変化に抵抗を示す
興味の対象に偏りがある
感覚過敏や鈍麻
音や光、匂いなどの感覚が過敏だったり、鈍麻だったりする
自分の体や周囲の環境から得られる感覚をうまく処理できない
ASDの症状は、人によって程度や表れ方が異なります。軽度の人もいれば、重度の人もいます。また、言語やコミュニケーションの能力は、発達段階とともに向上することもあります。

https://www.ncnp.go.jp/hospital/patient/disease06.html