バイオフィリア

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バイオフィリアとは?

バイオフィリア(biophilia)は、生物学的な本能的な傾向や欲求に基づいて、人間が自然とのつながりを求める傾向や能力を指す概念です。言葉自体は、ギリシャ語の「bios(生命)」と「philia(愛)」から派生しています。

バイオフィリアの概念は、心理学者のエドワード・O・ウィルソンによって提唱されました。彼は、人間が進化の過程で長い間、自然環境に囲まれて生活してきたため、自然への愛着や関心が遺伝的に組み込まれていると主張しました。

バイオフィリアの考え方は、人間が自然に触れることや自然の環境に身を置くことが、心理的・身体的な健康に寄与するという観点からも重要視されています。自然の景色や緑の植物、動物との触れ合い、自然の音や香りによって、私たちはリラックスしたり、ストレスを軽減したりすることができるとされています。

バイオフィリアの考え方は、都市環境や建築設計にも応用されています。都市部の公園や緑地、建物内における植物の配置など、人々が自然とのつながりを感じられる環境づくりが試みられています。

バイオフィリアは、自然との関係を深めることで、私たちの幸福感や創造性、集中力、ストレス軽減などにプラスの影響を与える可能性があるとされています。

https://biophilia.co.jp/