自由連想法

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自由連想法とは?

自由連想法(Free Association)は、心理療法や心理学の手法の一つです。この手法は、クライエントや被験者に対して特定の刺激や質問を与えずに、自由に思考やイメージを浮かべさせることによって、無意識や内面のプロセスを明らかにすることを目的としています。

自由連想法は、フロイト派の心理療法において重要な役割を果たしました。フロイトは、クライエントが自由な思考を行うことによって、無意識の深層にある願望や感情、トラウマなどを意識化し、解釈することができると考えました。

自由連想法の具体的な手法は、クライエントに対して特定の刺激語やキーワードを提示し、その言葉に関連する自由な連想を言葉やイメージとして述べさせることです。クライエントは、最初のキーワードに対して連想する単語やイメージを述べ、それに関連する次の単語やイメージが思い浮かんだら、それも述べます。このように、連想が自由に広がるまで続けられます。

自由連想法は、クライエントの無意識の深層にある思考や感情、トラウマなどを明らかにするための手がかりを提供すると考えられています。クライエントが無意識のレベルで関連付けられたアイディアや感情を表現することによって、潜在的な問題や障害を理解し、解決に向けた取り組みを行うことができるとされています。

なお、自由連想法は心理療法の一部として使用されることがありますが、創造性の向上や思考の促進など、他の心理学的な研究やアプローチにおいても利用される場合があります。

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