PFスタディ

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PFスタディ(The Picture-Frustration Study)とは、1948年にアメリカの心理学者ソール・ローゼンツァイクによって開発された性格検査です。24枚の絵画に描かれた欲求不満場面を見て、被験者がどのように反応するかを分析することで、その人の性格を診断します。

絵画には、子ども、青年、成人向けの3種類があり、それぞれ24枚ずつあります。絵画には、子どもが大人に対して反論したり、青年が友人に対して反論したり、成人が上司に対して反論したりする場面が描かれています。

被験者は、絵画を見て、その場面でどう感じるか、どう反応するかを自由に答えます。回答は、攻撃性、回避性、受容性、合理性の4つのカテゴリーに分類されます。

攻撃性とは、怒りや不満を相手に対して直接的に表現する反応です。回避性とは、怒りや不満を相手に対して直接的に表現せず、逃げ出すような反応です。受容性とは、怒りや不満を相手に対して直接的に表現せず、受け入れるような反応です。合理性とは、怒りや不満を相手に対して直接的に表現せず、理性的に解決しようとする反応です。

P-Fスタディは、被験者の性格を診断する上で有用な検査です。しかし、この検査はあくまでも一つの指標であり、他の性格検査や臨床面接などと併用して、総合的に判断することが重要です。

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