逆ギャンブラーの誤謬

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逆ギャンブラーの誤謬とは?

逆ギャンブラーの誤謬(ぎゃんぶらーのごびゅう)は、確率や統計の理論を誤解してしまう心理的な傾向のことを指します。逆ギャンブラーの誤謬は、ギャンブルや確率に関連する意思決定においてよく見られる誤りです。

一般的に、逆ギャンブラーの誤謬は以下のような形で現れます:

過去の結果に基づく誤った信念:逆ギャンブラーは、過去の結果に基づいて未来の結果を予測しようとする傾向があります。例えば、連続して表が出たコインを投げているとき、逆ギャンブラーは次に裏が出ると予測する場合があります。しかし、コインの投げる結果は独立しており、過去の結果には影響されないため、この予測は誤りです。

確率の誤解:逆ギャンブラーは、確率の概念や計算方法を誤解してしまうことがあります。例えば、ルーレットの赤と黒の出現確率が50%ずつだという誤解から、逆ギャンブラーは「赤が連続して出たら、黒が出る確率が高くなる」と考えることがあります。しかし、ルーレットの結果も独立しており、一度の回転での確率は変わりません。

逆ギャンブラーの誤謬は、ランダムな事象に対して規則性を見つけようとする人間の心理的な傾向に由来します。しかし、確率や統計の理論では、ランダムな事象は予測が難しく、過去の結果や他の要因との因果関係を持ちません。逆ギャンブラーの誤謬を理解することで、より正確な意思決定ができるようになります。

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