フロー体験

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フロー体験とは、人が何かに没頭して、時間や自我を忘れて、目標達成に向けて集中している心理状態のことです。

フロー体験は、ハンガリー出身の心理学者ミハイ・チクセントミハイによって提唱されました。チクセントミハイは、フロー体験を以下の7つの特徴で捉えています。

目標が明確で、挑戦的で、達成可能
注意が集中し、周囲のことが意識されない
自分のスキルや能力が活かされていると感じる
時間の感覚が失われる
自我が消失し、自分の存在を忘れる
達成感や喜びを感じる
自発的に行動する
フロー体験は、スポーツ、ゲーム、音楽、芸術、仕事、勉強など、さまざまな場面で起こります。例えば、スポーツ選手が試合中にゾーンに入る、画家が絵を描きながら没頭する、音楽家が演奏に没頭する、仕事で難しい課題を解決しながら集中する、勉強で難しい問題を解きながら没頭する、などです。

フロー体験には、さまざまな効果があるとされています。まず、パフォーマンスや能力の向上が期待できます。また、目の前の課題に楽しさを感じることができるため、モチベーションを維持しやすくなります。さらに、自己成長を促す効果もあると言われています。

日常生活の中で、フロー体験を促すためには、以下のことに気をつけるとよいでしょう。

目標を明確にする
挑戦的で、達成可能な目標にする
自分のスキルや能力を活かせる目標にする
注意が集中できる環境を作る
フロー体験は、人生を豊かにしてくれる体験です。ぜひ、日常生活の中で、フロー体験を体験してみてください。

http://www.cc.aoyama.ac.jp/~well-being/flow-experience/index.html