トランスパーソナル心理学とは、人間の意識や精神の超越的な側面を研究する心理学の分野

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トランスパーソナル心理学とは、人間の意識や精神の超越的な側面を研究する心理学の分野です。

従来の心理学は、個人の悩みや問題を解決することを目的としてきました。しかし、トランスパーソナル心理学は、個人を超えた、人類共通の悩みや問題を対象としています。

トランスパーソナル心理学では、人間の意識は、個体的な意識(パーソナル意識)と、超越的な意識(トランスパーソナル意識)の2つの側面から構成されていると考えられています。

パーソナル意識は、私たちが日常生活で経験する意識で、自我を中心とした意識です。一方、トランスパーソナル意識は、自我を超えた、宇宙や神とつながるような意識です。

トランスパーソナル心理学では、トランスパーソナル意識の体験を重視しています。トランスパーソナル意識の体験には、以下のようなものがあります。

  • 至高体験:神や宇宙と一体感を感じる体験
  • 非二元意識:自我と他者や世界との区別がなくなる体験
  • 内観:内なる声や知恵に触れる体験

トランスパーソナル心理学は、以下のような分野で応用されています。

  • 心理療法:パーソナル意識とトランスパーソナル意識の統合を促す心理療法
  • 教育:人間の潜在能力の開発を促す教育
  • スピリチュアルケア:スピリチュアルな悩みや問題へのケア

トランスパーソナル心理学は、まだ発展途上の分野ですが、人間の意識や精神の新たな可能性を探る上で、注目を集めている分野です。

参考URL:
トランスパーソナル心理学 - Wikipedia