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ヒューリスティックスとは、必ずしも正しい答えではないが、経験や先入観によって直感的に、ある程度正解に近い答えを得ることができる思考法です。

ヒューリスティックスは、意思決定や判断を行う際に、多くの情報を分析して正確な答えを導き出すのは難しい場合などに用いられます。例えば、信号が青のうちに横断歩道を渡りきれるかどうかを判断する際に、歩数や速度などを細かく計算するのではなく、慣れた動作で自然に渡れば間に合うと判断するのは、ヒューリスティックスの一種です。

ヒューリスティックスは、効率的に意思決定や判断を行うために有効な方法ですが、バイアスや誤りを招く可能性もあります。例えば、係留と調整ヒューリスティックは、最初に得た情報に影響されやすいバイアスの一種です。例えば、高級レストランで出された食事を美味しく感じた人は、その後に安いレストランで出された食事を美味しく感じにくくなります。

ヒューリスティックスを効果的に用いるためには、そのバイアスや誤りの可能性を理解し、注意することが重要です。

ヒューリスティックスの種類には、以下のようなものがあります。

類似性ヒューリスティック:似たもの同士は同じであると考え、類似性に基づいて判断する。
代表性ヒューリスティック:特定のグループに属する典型的なメンバーを例として、そのグループ全体を判断する。
利用可能性ヒューリスティック:過去の経験に基づいて判断する。
代表性ヒューリスティック:直感的に合理的であると感じる判断を行う。
係留と調整ヒューリスティック:最初に得た情報に影響されやすいバイアス。
ヒューリスティックスは、私たちの日常生活において、意識的にも無意識的にも頻繁に用いられている思考法です。ヒューリスティックスのメリットとデメリットを理解し、効果的に活用することで、より適切な意思決定や判断を行うことができるでしょう。

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