上の子可愛くない症候群とは、下の子を出産したあと、上の子に対して、以前のように可愛く思えなくなってしまう、または、イライラや嫌悪感を抱いてしまう状態のことを指します。
この症候群の原因は、さまざまに考えられます。
- 下の子の誕生による環境の変化
- 上の子の成長による変化
- 親自身の心理的な変化
具体的には、以下のようなものが挙げられます。
- 下の子の誕生によって、上の子への関心や愛情が分散してしまう
- 下の子は小さくて可愛らしいため、上の子と比べて可愛く見えなくなってしまう
- 上の子が赤ちゃん返りしたり、反抗的になったりして、親の負担やストレスが増える
- 親自身が、育児の疲れや不安などから、上の子に対してネガティブな感情を抱きやすくなる
上の子可愛くない症候群は、決して珍しい症状ではありません。
実際に、2人以上の子どもを持つ親の約3割が、この症候群を経験していると言われています。
この症候群は、本人にとっても周囲の人々にとっても、大きな負担となります。
本人は、罪悪感や自己嫌悪感に陥り、精神的に不安定な状態に陥ることがあります。
また、周囲の人々は、本人の態度に困惑したり、傷ついたりすることがあります。
上の子可愛くない症候群を克服するためには、以下のようなものが効果的です。
- 上の子の良いところを見つけて、認めるようにする
- 上の子と向き合う時間をしっかりと取るようにする
- 親自身が、育児のストレスを解消するようにする
もし、上の子可愛くない症候群に悩んでいる場合は、一人で抱え込まずに、信頼できる人に相談したり、カウンセリングを受けたりするようにしましょう。
参考URL:
『上の子可愛くない症候群』 | 高萩市公式ホームページ