上の子かわいくない症候群は、正式な病名ではありませんが、下の子が生まれてから上の子に対して愛情を感じにくくなったり、イライラしてしまう状態を指す俗称

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上の子かわいくない症候群とは?

上の子かわいくない症候群は、正式な病名ではありませんが、下の子が生まれてから上の子に対して愛情を感じにくくなったり、イライラしてしまう状態を指す俗称です。

多くの場合、上の子が2~5歳くらいのイヤイヤ期と下の子の赤ちゃん返りが重なる時期に起こりやすく、育児のストレスや上の子への期待感と現実とのギャップなどが原因と考えられます。

具体的な症状としては、以下のようなものがあります。

  • 上の子の顔や行動が可愛く感じられない
  • 上の子にイライラしたり、怒りやすくなったりする
  • 上の子と比べて下の子ばかり可愛く感じる
  • 上の子にかまってあげることが億劫になる
  • 上の子への罪悪感を感じる

上の子かわいくない症候群は、決して親が悪いわけではありません。多くの人が経験する一時的な現象ですので、自分を責めずに乗り越えることが大切です。

上の子かわいくない症候群の対処法

上の子かわいくない症候群を感じている場合は、以下の対処法を試してみましょう。

  • 上の子と二人きりの時間を設ける: 下の子とばかりではなく、上の子とじっくり向き合う時間を作りましょう。遊んだり、話を聞いたりすることで、上の子への愛情を再確認することができます。
  • 上の子の良いところを見つける: 上の子の良いところを意識的に見つけ、褒めてあげましょう。些細なことでも構いませんので、感謝の気持ちを伝えることが大切です。
  • 上の子に甘えられる時間を許す: 上の子が甘えてきたときは、できるだけ受け入れてあげましょう。「構ってほしい」という気持ちを受け止めてあげることで、上の子の心の安定につながります。
  • 夫婦で協力して育児をする: 育児は夫婦で協力して行うことが大切です。家事や育児を分担することで、一人の負担を軽減することができます。
  • 必要に応じて専門家に相談する: 上の子かわいくない症候群の症状がひどい場合は、一人で抱え込まずに、カウンセラーや育児相談窓口などに相談することをおすすめします。

上の子かわいくない症候群は一時的なもの

上の子かわいくない症候群は、多くの場合、下の子が成長するにつれて自然と改善されます。しかし、放置すると親子関係悪化などの問題につながることもあるので、早めに対処することが大切です。

上の子への愛情は、決してなくならないものです。一時的な感情に惑わされず、上の子との接し方に意識を向けることで、必ず乗り越えることができます。

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