アイデンティティの拡散

今月の注目記事
みんなが知りたい!心理学用語ランキング ちょっと 口癖 プルースト効果とは

アイデンティティの拡散とは、エリクソンの心理社会理論における青年期の危機のひとつです。アイデンティティの拡散とは、自分自身の価値観や信念、将来の目標が定まらず、人生の方向性が見えていない状態です。アイデンティティの拡散は、青年期によく見られる現象ですが、成人期になっても続くことがあります。

アイデンティティの拡散の原因は、いくつか考えられます。ひとつは、社会や家庭からの期待に応えようとしすぎて、自分の本当の価値観や信念を見失ってしまうことです。また、親や友人など、大切な人との死や離別を経験することで、アイデンティティの拡散を起こすことがあります。

アイデンティティの拡散を克服するには、自分の価値観や信念を見つめ直すことが大切です。自分の好きなことや得意なこと、大切にしている価値観を書き出してみましょう。また、自分の将来について、どのようなことをしたいのか、どのような人になりたいのかを考えてみましょう。

アイデンティティの拡散は、決して悪いことではありません。むしろ、アイデンティティの拡散は、自分自身を見つめ直すきっかけとなるのです。自分の価値観や信念を見つめ直し、自分の将来について考えることで、アイデンティティの拡散を克服し、自分らしい人生を歩んでいきましょう。

https://imidas.jp/genre/detail/L-104-0131.html