(心理学における)全体論

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心理学における全体論とは、人間を精神、身体、社会といった様々な要素から構成される有機的な存在として捉え、全体を部分の総和としてではなく、部分同士の相互作用によって生み出される独自の性質を持つものとして捉える考え方です。

要素論は、人間を精神、身体、社会といった様々な要素に分割して分析し、その部分の性質を理解することで全体を理解することができるとする考え方です。これに対して、全体論は、人間を部分の総和として捉えることはできないとし、部分同士の相互作用によって生み出される全体の性質を理解することが重要であると主張します。

心理学においては、アドラー心理学やゲシュタルト心理学、システム心理学などが全体論的な考え方を基盤としています。

例えば、アドラー心理学では、人間は社会的な存在であり、他者との関係の中で自己を形成していくと考えています。また、ゲシュタルト心理学では、人間の知覚や行動は全体として捉えられるべきであり、部分に分割して理解することはできないと主張しています。さらに、システム心理学では、人間は社会や文化といったシステムの中で機能する存在であると考えています。

全体論的な考え方は、人間の複雑な心理を理解する上で重要であると考えられており、近年では、認知神経科学や脳科学の研究においても、全体論的なアプローチが注目されています。

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